日和見的平和主義BGM:turas song

 出版決定の御礼

 

 四月末にアルファポリスで公開した「バブルはバルブにはならなかった」が、無事に出版が決まりました。これも皆様方のご支援の賜物と感謝いたします。(タイトルは変わります)

 購入予約をいただいた方、出資をいただいた方はアルファポリスからのメールが届いていると思いますので、お手数ですがどうぞご入金の方をよろしくお願い申し上げます。

 デビュー作「探偵手帳」とともにこの作品においても、ご出資の方は印税配当をご期待ください。すぐにとは参りませんが、長い目で見てやってくだされば必ずやお返しができるものと思います。

 さて、今後についてですが、第三作目を現在書いております。

 内容は恋愛物とも言えなくもありませんが、ヒューマニティー溢れた物という言葉が適当かと思う作品です。これはこれまでのように公開せずに、出版を実現できるように頑張りたいと考えています。

 さらに探偵手帳のパートUを考慮に入れた作品を、有料版の「アッと驚く探偵手帳」で六月第二週頃より連載を始める予定です。

 購読をご希望の方は下記からお願いします。(一ヶ月四回配信で300円です)

 http://premium.mag2.com/reader/servlet/Search?keyword=P0000515&type=mag

 

 ・「探偵手帳」の書店での状況

 最近はあまり書店を覗くこともありませんが、最近確認した中では、東京駅八重洲ブックセンターでは、二階の奥の奥の奥のさらに奥、「社会科学・犯罪」などのコーナーに十冊ほどが平積み。(もっと良い場所に置いてくれよ!)

 川崎の紀伊国屋書店には三冊、上大岡の八重洲ブックセンターには七冊、相鉄ジョイナス四階の栄松堂には二冊、伊勢佐木町の有隣堂本店には一階の男性作家のところに三冊(両隣が超有名作家)、池袋のジュンク堂には五冊、大阪のジュンク堂本店には二階のエンターテイメントの棚に七冊、といった状況を確認しています。

 お近くの方は是非足を運んでくださいね。

 また、田舎の方(失礼)、或いは近くに有名書店、大手書店がない場合は、どうぞbk1でお願いします。24時間以内配送です。書店までの交通費を考えればお安いです。

 http://www.bk1.co.jp/ 

 父の日に「探偵手帳」をプレゼントするとお小遣いも期待できることでしょう。

 


 カオサンの殺人事件に思う

 バンコクのバックパッカーのメッカといわれる「カオサン」で、22才の日本人女性が絞殺された。犯人は30才過ぎの同じ日本人男性だ。
 
 男は薬をやっていて、一緒にホテルに泊まっていたその女性を意識朦朧のうちに殺したようだ。おそらくその女性も薬をやっていたのだろう。

 こういう事件があるから、日本人のバックパッカーは馬鹿だと冷たい目で見られるんだよ。
 社会のオチこぼれ、変人、女買い、セックス目的、クスリ等々、日本人バックパッカーに向けられている非難の言葉は枚挙に暇がない。
 ちょっとアジアを旅しただけで、「自分は人とは違うんだ」と勘違いする。それは単に社会に順応していないだけなのに。バックパッカー達が馬鹿にしている普通の日本人サラリーマンが、ぶっちゃけて言えば日本を支えているのに。

 日本人バックパッカーの大部分の女性が、海外でセックスを目的に旅をし、大部分の男もセックスとクスリを目的に旅をしている情けなさ。
 きちんとしたバックパッカーの定義づけなんかできないだろうが、本来の目的が「旅」ということを忘れてはいけないな。
  
 僕はあまりあちこち旅はしていないが、僕が知ったり感じただけでも、日本人の男は何もせずにどっぷり浸かれる場所から離れられず、女は現地人や欧米人と簡単にセックスをする傾向がある。(女性は概してブスだ)

 
人の自由だし悪いことじゃないが、少なくとも自分たちは冴えない人間なんだ、という認識だけは持たなければね。
 


週刊SPA (扶桑社:フジグループの出版社です)

週刊新潮に引き続き、メジャーな若者サラリーマン向けの雑誌「週刊SPA!」に紹介されました!
これからもますます頑張ってまいります。よろしくお願いしますね。


 六月だ!

 五月が終わって六月になった。五の次は六と誰が決めたのだろう?
 しかし着実に今年も刻まれている。過去となってあらゆる喜怒哀楽・酒池肉林・紆余曲折は葬られて行くというわけだ。

 六月はジューンブライド、結婚に夢を抱いてつかの間の蜜月に入ろうとする人も多い。いずれ離婚して、男女の基本、いや人間の本質である自由を再び得るまで、仮想のまま生きる期間があってもいいだろう。それは人間を向上はさせないまでも、基本に気がつくという点で意義がある。

 六月は梅雨の季節だ。うっとうしい人間はうっとうしい雨よりもうっとうしいよね。
 何も分からずにパソコンごっごをしている中年アホ男が、最近最新パソコンに買い換えたという噂を耳にしたが、うっとうしい話だな。いい加減自分の無能さに気がつけよ!おとなしく何もせずに雑用だけやってたらいいんだよ!(怒)
 
 六月は服装も中途半端で戸惑う。
 女性もノースリーブでもなくカーディガンを羽織ると暑いから、着るものに困るだろう。でも男性は思い切り露出した服装をいつの時代も求めています。思い切ってノースリーブの透けたものにミニスカート姿で外出されることをお奨めします♪

 このように相変わらずわけの分からないことを書いていますが、冗談ですよ!(笑)
 通り魔事件は増えているし、失業率は変わらず高い。SARSの問題は片付かないし、株価もいまいち動かない。探偵手帳は爆発的に売れているようだが(?)、マスコミ、雑誌社、テレビ局などから取材・出演等の話はまだ来ない。(涙)

 まあこんな状況ですが、六月も頑張って行こう!


 六本木ヒルズウオッチング

 「六本木ヒルズへ行った?」
 首都圏に住んでいる人達の間でこの言葉が飛び交っているらしいが、あと数ヶ月で聞かれなくなるだろう。

 先日、ラオス旅行以来付き合いのあるN君と東京タワーに登って下界を見渡したあと、すぐ近くに見えた六本木ヒルズへ歩いた。男二人でさえない話だが、東京タワーからすぐ近くに感じた六本木ヒルズも上から見たよりとても遠くてヘトヘトになった。(涙)

 日曜日だったので大勢の人で溢れていたが、みんな何をするでもなくブラブラしているだけだった。
 
たくさんの高級ブティックや雑貨店、飲食店がテナントで入っていたが、飲食店以外はガラガラで、人一人入っていない店が多かった。
 飲食店は丼やトンカツ定食が二千円もしたが、行列ができるほど繁盛していた。ヒルズ内に安い飲食店がないから仕方がないのだ。十数分歩いてヒルズ外に出たら三分の一の値段で食べられるのだが、面倒だから高い料理を食ってしまうのだろう。

 勿論僕達はアジアを旅して一食二十円ほどの食事ばかりだから、こんな馬鹿馬鹿しい値段では食べるはずもなく、しばらくリサーチして帰った。N君は「早く出ましょう。なーんも面白いことありませんやん」とぶつぶつ言っていた。

 周りで何か袋を持っている人は殆どいなかった。ここで買い物をしなかったということだね。
 
 銀行は新生銀行だけ、映画館もHISも有隣堂もいずれテレビ朝日も入るらしいが、この六本木ヒルズがゴーストタウンになる日はそう遠くないと思う。

 
飽き性な日本人と、経済大国とはいっても一部富裕層と勝ち組だけの金持ちでは、こんな面白くもなんともない場所は一度来たら二度と来ないだろう。
 ヒルズ内の家賃百数十万円のマンションに、どんな人達が入居するのだろう?


週刊大衆の今週号(6月3日)

これで週刊誌に紹介されること三誌です。さあこれからです!


 お知らせ

 「アッと驚く探偵手帳」の有料版メールマガジンが、前号までスーパー探偵とズッコケ探偵を長きに渡って連載してまいりましたが、前号で最も無能な探偵を記述して終わりました。
 次号の六月八日号より、現在好評発売中の「探偵手帳」の続編とも言うべき「探偵手帳2」をにらんだノンフィクション物語を連載いたします。
 過去に担当した案件で、感動的なものや驚愕したものなどをプライバシーに配慮しながらの物語となります。
 どうぞこの機会に購読してみてください。

 登録は→ http://premium.mag2.com/reader/servlet/Search?keyword=P0000515&type=mag

 一ヶ月四回配信で、月額300円です。


 バブルを知らない子供たち

 相変わらず毎日悲惨な事件があとを絶たない。

 別れ話のもつれからの殺害、夫の暴力に耐え切れず殺す。突然の夫婦の殺し合いからの一家心中、教育姿勢の相違での教師間の殺し合い。一体この国はどうなって行くのだろう?
 
 国会では小泉さんのズッコケ答弁。スポーツではファンを裏切ることで有名な在阪球団のアホ暴動。芸能界では引き続き短絡的な金目当ての出版ブームとカムバックブーム。ピ○ク△ディーなんかもう結構だ!いくら夫が借金まみれの駄目人間だからって、いまさら五十前女の太ももを見せるなよ。何でもありかよ!

 能天気な芸能レポーター。ブランド志向が身についてしまった、悲しき団塊ジュニア。そいつらの子供の世界には、時代錯誤の金満ニッポンが垣間見られる。

 
戦争を知らない子供たちは戦争を学ぶ必要があったが、バブルを知らない子供たちはバブルを知る必要はない。
 犬にまでケーキを食べさせることが、欧米風生活と思っていたら大間違いだ。

 おかしな国だわいな。


 俵孝太郎氏の辻斬り

 宅間守が大阪教育大学付属池田小学校を襲った事件から二周年の日に文部相が訪れ、遺族に対して謝罪、賠償金の支払いに合意したことに対し、僕は六月九日の日記で疑問視した。
 僕の日記に書いたことに対し、掲示板で何人かが意見を述べてくれて、なかなか違った見解に興味深かった。


 昨日の日刊ゲンダイのコラムで、俵孝太郎氏がこの件について僕が述べたことと同じ意見を記していた。
 勿論同氏のことだから、ガツン!を薪を叩っ切るような気持ちの良い論法だ。


 同氏は次のように述べている。

 「この事件は異常な性格を持つ確信犯が起こした凶悪犯罪だ。同様な男が現れれば生半可な安全策で再発を防止できるはずはない。本気で防止しようとするなら口先で誓ってみせるのではなく、世の中には変質者も殺人鬼もいるのだから脅威には力で対抗するしかない、と児童に教えた上で、銃を持つ警官を全学校に配置するしかない。
 まことに痛ましい事件だったが、学校の責任は必ずしも大きいとはいえなかった。少なくとも、いじめを見逃して児童を自殺に追い込んだり、粗暴な不良を放置して生徒の殺害を招いたりしたほうが、学校の責任ははるかに重い。
 しかし、過去にこうした事件は無数に起きているのに、学校側は隠ぺい工作や責任逃れに終始していた。 文部相が謝罪に出向くことも国が補償金を支払うこともなかった。
 
今回文部省や国が出てきたのは、義務教育は市町村、高校は都道府県の守備範囲だが、池田小学校は国立だから、ということだろう。 また、かつて広島市中心部の原爆被災者の遺体を収容した校舎を補修して五十年も使ってきたのに、池田小学校は早々と建て替えるのはおかしい。
 ひどい差別と言われたくないのなら、文部相は全国の学校を巡礼し、過去のいじめや学校暴力殺人の被害者に謝罪し、池田小学校と同様の補償をするべきだ。」

 このような権力や圧力に屈しない、思いっきりの良い論者は大切だ。論壇でのますますの活躍を期待しています、俵さん!


 もう何も驚かないな
 
 早稲田の学生などが組織する、コンビニ恋愛アンド即席セックス組織の馬鹿野郎達が集団レイプで捕まった。
 だから日本の若者はバカモノと全世界、宇宙から嘲笑され、憐れまれるんだよ。

 やりまくった学生ちゃんもどうしようもない奴らだが、やられた女性側もどうしようもないスカなんだよ。まあこれが大部分の学生の現状だから、今更驚くこともないんだけどな。
 こんな集団レイプを経験した野郎どもは、結婚してまともなセックスライフなんかできないだろう。結婚自体が無理かもしれないが。
 毎日夜に歓楽街の安居酒屋をチョイと覗いてみるといいよ。
 特に白○屋、笑○、○狗、漁○などの超安居酒屋は、酒の味も分からずに飲んで大声を上げてトイレで吐きまくっているアホ馬鹿若者男女の巣窟となっているから。
 学生って一体何なんだ? 僕の息子二人も某大学に通っているのだけど。

 闇金の被害者があとを絶たず、暴力団の新たなしのぎとして貧乏人がさらにいじめられている。
 映画などでヤクザはカッコよく描かれているが、そんなヤクザは存在しない。「渡世の仁義」などとほざいているが、実情は弱いものいじめ、女を商品のように扱い、自分の快楽しか求めない社会の屑だ。

 闇金で借りる人は、既にまともな(?)サラ金やカード会社(カードを作れないような信用度のない人が現実は多いようだが)などで多額の借金を抱えて、どうにもならない状態に陥っているのだ。
 ただ、無知だからそのようなものに手を出し、脅しの取立てに恐れおののき、毅然とした態度で対処できずに最悪の事態に至ってしまうのだろう。

 闇金のような悪徳金融業者には、断固とした態度と、弁護士など相談できるところへすぐに駆け込むことが必要だ。
 こんな時代だから、「借りた金は返すな!」などという本がベストセラーとなる。

 しかし、サザンオールスターズのJALのCMを見ると、海外に飛び立ちたくなるものだね。
こんな日本にはいたくないよね。仕方がないけど。(涙)
 
 大阪の梅田旭屋書店、紀伊国屋書店にまた「探偵手帳」が追加で入ったようです。お近くの方は買ってくださいね!


 2003年後半へ!

 タイから帰ってきました。
 チェンマイからメコンを渡ってラオスに少し入り、ゴールデントライアングル、そして首長族やモン族などの少数民族の村を訪ねました。
 今回も面白いネタがたくさんあります。これは追々旅行記で書いていきたいと思います。
 
 しかしこのところ相変わらずおかしな現象や事件。
 
何故か小泉首相や竹中平ちゃんと関係のないところで日経平均が一万円を回復し、出来高はバブル期に匹敵するほど賑わい、証券会社はウハウハ。
 中学生の残酷な事件の頻発、これがクローズアップされると福岡の一家惨殺事件の非報道。
 ファンを裏切ることで有名な球団の独走?僕の「探偵手帳」は一体売れているのかどうか?

 まあ、様々なことを思いますが、
二作目のタイトルも「街金狂騒曲」とほぼ決定し、今年も半分を過ぎてドンドン前へ突き進んでまいりましょう!


 報道の矛盾
 
 昨日、東京までの昼特急バスに乗ろうと大阪駅周辺をウロウロしていたら(早く新幹線で行けるようになりたいな。涙)、長崎幼児殺人事件の容疑者が中学生という号外を毎日新聞が配っていた。

 毎日新聞はおかしいよ。
ヨルダン空港クラスター爆弾事件の五味宏基の報道をできる限り抑えて、このような単なる殺人事件に号外を出す。
 五味の事件は、世界での日本という国の対処の仕方と、ヨルダンの日本に対する利害関係からの配慮が注目された。これはあらゆる媒体でもっと取り上げられるべきだと思うが、意外に静かだ。なぜなのだろう?

 長崎の件は、犯人が中学生だということで、センセーショナルに報道しているが、これが犯人が80歳の老人だったらどうだろう?
 僕は同じように号外を出していたと思う。何故なら単なる殺人事件だから。

 ともかく、日本のマスコミは世界最低だろう。
 あの福岡一家殺人事件の報道は何故か止まっている。あの事件は裏にいろいろ絡みがあって、衝撃的事件の社会的影響力という点では追い続けなくてはいけない事件じゃないのか。

 

 秘密

 昨日の日記に書いたことだけど、最近電車の中でよく本を読むのだが、土曜日にはある小説のクライマックスで思わず泣いてしまった。涙を見せたくないので、窓の外を見ている振りをしていたのだが、感情を抑えられなかった。

 
この小説は、殆どの方が知っている東野圭吾氏の「秘密」である。僕はあまり小説を読まないが、最近は様々な作家の文体と物語の展開などを参考にするために読むようになった。
 数年前に映画化されてヒットしたかどうかは知らないが、原作は素晴らしい。
 同氏の文章はとても読みやすく、悪く言えば軽いのだが、ストーリーメーカーとして多くのヒット作を出している。

 この「秘密」だが、原作をじっくり読まないと最後の秘密はすぐに分からない。
 同氏独特の筆法で、どちらとも取れる完結を読者に与えているが、この物語はやはり娘の体に魂が乗り移った妻が、娘として生きていくことを決心して、それを演技したのだろう。

 この物語には様々なテーマが含まれている。
「死」というもの、「魂」というものをメインテーマに、人間愛と生き方の選択を謎を含めながら描いている。

 映画と原作は少し異なるが、原作の方が感動的なのは言うまでもない。
 ただ、映画では広末涼子の名演と、竹内マリアの優れた主題歌によって、見るものに別な種類の涙を与えることだろう。

 東野圭吾はこの前の直木賞で、「手紙」で候補に挙がりながら惜しくも選出されなかったが、賞には関係がなく現代作家のトップに位置する一人だと思う。

BACK TOP NEXT