日和見的平和主義Part\

BGM:turas song


 [14/5/18]最低人種の再確認

 昨夜は退職した調査員と食事をしたあと場末の酒場に寄ろうと、南森町からタクシーに乗った。

 すると横断歩道の前で欧米人の若者とミニバイクに乗った日本人の青年とが突如言い争いをはじめ、そのうち掴み合いとなった。

 様子を窺っていると、最初日本人がパンチを出したがヒットせず、欧米人の方が応酬したところ、それが見事にクリーンヒットした。

 ところが普段喧嘩慣れしているバカ日本人だから、カッときてからが連続パンチと背負い投げを披露し、あっという間に欧米人が道路に倒された。

 近くの男性が止めに入ったが殆ど効果がなく、喧嘩の勝敗はこのまま続いたらおそらく日本人の勝利になりそうだった。

 しかし信号待ちしていた車の中に覆面パトカーがいて、サイレンを鳴らしながら喧嘩の場所まで駆けつけ、2人を取り押さえた。

 僕達は信号が青になったのでその場を離れてしまったが、喧嘩になるまでの経緯をタクシーの運転手が一部始終目撃していて、「あれは日本人の奴が全部悪いのですよ。 信号が赤なのに粋がってブンブン音を鳴らしながらバイクを進めようとしたり、横断歩道の欧米人さんにバイクで威嚇したものだから、欧米人さんが危ないと注意したのです。 そしたらバイクを放り投げていきなり飛びかかるのですからね」と言うのだ。

 欧米人はおそらく英会話教室の先生か何かで来日しているのだろう。

 彼は国に帰ってこの出来事を友人知人や様々な人々に話すだろう。

 日本では正義が通じないと。 日本は最低の国だと。 日本はこんなことの積み重ねで世界中からバカにされて、最後は国自体が消滅するだろう。

 今もタクシーですれ違った時に見た、彼の腫れ上がった顔面がとても気の毒に思うが、ともかく警察は傷害の現行犯でアホバカ日本人を50年ほど豚箱に放り込んでほしいものだ。

 大阪は、いや関西はこんな所なのです。

 知性や教養や優しさや思いやりに全く無縁の、下品で粗野で自己中心的で配慮のかけらもない、格闘技好きな頭の悪いアホバカ人種の巣窟なのです。

 僕もそこに住んでいる一人でした。←早く脱出したい。

 


 14/5/24]人間は変わる

 

 ついさっき懐かしい女性から電話がかかってきた。

 僕が金融業を営む前後にちょっと知り合った女性で、小説を書いており、一度は新聞社の新人賞を受けた人だ。

 ここ数年は年に1,2度電話で話をする程度だったが、お互いの現況を話して終るといった関係だった。

 彼女は頭の良い人なのだが、何事にもぎこちなくて、その点が僕はむしろ気に入っていたので、一応友人関係といえるかどうか分からないが、時々連絡を取り合っていた。

 今日電話をくれたのは、彼女は今住宅の販売会社に勤務していて、営業に係わっているのだが、担当のマンションが売れないので買わないかという誘いだった。

 それは別に構わないのだが、(買うという意味ではありません)世間話になって、彼女はいやに以前と比べてスムーズに会話をするのに気がついた。

 現況を話しても、僕のことは上の空で聞いているのが手に取るように分かり、逆に彼女自身のことは立て板に水の如く話すのだ。

 僕は意外な変りように呆れてしまって、次第に気分が悪くなり、残念な気持ちとともに電話を切った。

 彼女の書いたものをこれまで何度も読んだことがあるが、(同人誌を出している)これは絶対に売れないなと思っていたが、この変り様からして、彼女は決定的に今後も駄目だろうと思った。

 人間は変わる。 良い方向に変るとは限らないと改めて悲しく思った。


 [14/5/28]憂鬱なワールドカップ

 

 いよいよ今週末からサッカーのワールドカップが始まる。

 約1ヶ月の開催期間中は日本にいたくないと3月頃は思っていたので、4月で退職を申し出たのだが、計画がスムーズ進まず、結局クソ面白くも何ともないサッカーの話題をTVや新聞雑誌などで嫌でも目にしなくてはいけない。

 これは随分と苦痛だ。

 非喫煙者である僕が、吸いたくもない喫煙者の臭くて嫌な匂いを無理やり嗅がされたり、喫煙者の着ている衣服に染み付いた独特のタバコの悪臭を満員電車などで嗅がされたり、地獄の苦しみを味わっている状態に大体近いものだ。

 それはともかく、本当に皆サッカーが好きなのか?

 事勿れ主義、自分で考えもしないで多数意見に同意する、長いものに巻かれろ主義、大勢の中でしか安心を得られない情けない淋しがりや、集団の中でしか自分を見出せない自主的思考の欠落等々、一部本当にサッカーに係わっていたり、愛している人間は勿論存在するだろうが、大方が流されているように思う。

 サッカーの話についていかなければ話の輪の中に入っていけないと不安に思ったり、友人達が仕事も勉強もそっちのけでワールドカップに入れ込んでいるのを見て、自分もそうしないと置いて行かれると感じたり、カッコ悪いね。

 まあ、そんなふうにうまくやっていかなければ、友達もできない自分が不安なのだから仕方がないんだけど。

サッカーが世界的に愛されているスポーツである現実には、日本にはない風土や民族性や経済的要素など、様々な多くの背景があるってことを分かっていないんだね。

 来日した代表団の受け入れに右往左往している市町村の状態を見ていると、何だか物悲しくなってくるよね。

 

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