アレレ?三月になっちゃったぞ! 何だか三月になるのが早かった。 そりゃそうだ、二月が二十八日しかないのだからな。どうしてこんな暦になるんだろう? 学校で習ったはずだが忘れてしまった。 このように学校で習ったことで、社会に出てから屁のツッパリにもならないことって多いよな。化学や地理、歴史などはともかくとして、地学とか物理なんか実際それに関係する仕事にでもつかない限り、まったく無用だ。まあ、そんなこと言っていたらキリがないんだけど。 ところで、今月はとうとう「探偵手帳」が書店に並びます。 大手書店、有名書店には発売当日より平積みが二メートル位の高さになることが予測されます。 おそらく初版は三日で売り切れてしまい、出版社は慌てふためいて、増刷におおわらわとなることでしょう。 人生のバイブルとして家の神棚や仏壇に一冊、車を運転する人はダッシュボードに一冊、旅に出る人はバックパックに最低五冊は入れて、旅先で出会った女性にプレゼントすれば喜ばれうること請け合いで、きっと宿をシェアできる関係になることでしょう。 彼氏彼女のいる人は、愛を深めるためにプレゼント用に、また今春進学する学生や社会人となる方へのプレゼントとしても重宝されるに違いありません。 僕としては大きくは望んでいません。五十万部も売れれば良しとしたいと思います。 それでは確実な出版日が決まりましたら、後日HPでご案内させていただきます。 (これだけ吹いてズッコケたら、HPも閉めなければいけないな)(-_-;) |
現在売れている書籍、いわゆるベストセラーを覗いてみた。 一位、アロハロ!松浦亜弥写真集 二位 嘘つき男と泣き虫女 三位、祭ジャック・京都祇園祭(西村京太郎) 四位、ラッキーマン(マイケル・J・フォックス) 五位、鯨の哭く海(内田康夫) 以下、ベラベラブック(1)、借りた金は返すな!、ベラベラブック(2)、わたしはあなたのこんなところがすき(堀川波)、お金持ちになれる黄金の羽の拾い方(橘玲)である。(日販調べ) 小説は西村氏と内田氏。マイケルはパーキンソン病にかかった自叙伝。ベラベラブックは香取慎吾の影響で売れている低次元な英会話本。借りた金返すな!は無責任なことを書いたおかしな本で、題名で売れているという感じだ。何故なら、現在は多額の借金を抱えた破産予備軍が百万人もいるといわれているのだから。 このようにベストテンで買う価値のある本は、ラッキーマンだけだ。西村氏と内田氏のものは多くのファンがいるから別として、その他のものはどうしてこんな本が売れるのか首を傾げてしまう。 出版不況というが、買う側に問題があるということは勿論だが、安直短絡的思慮浅薄的読者に支えられているだけなのだから、売る側はもっと内容のあるものを出さないと、本当の読書家には売れない。 これからはノンフィクションの時代だから、僕の「探偵手帳」は時流に乗って、本当の読書家に愛読されるに違いない。(と思う) |
前にも書いたが、あるポータルサイトの(Lycosなんだけどね)公開日記というのがあるが、くだらないくだらないと思いながらも時々見てしまう。(笑) 先日も男女数人入り乱れてのバトルが展開されていて、あほらしさと興味深さとでしばらくその成り行きを傍観していた。やっぱりアホ馬鹿連中の集まりだった。 今ではついに、その中の二人がそのバトルに疲れたのか読者制限という奥の手を出して、アクセスしても読めなくなっている。全くもう、勘違いするなって言うんだよ! お前らポータルサイトで公開してるんだろ!何が読者制限だ。公開している以上、無制限な読者が読むことを前提にしてるわけだから、ちょっとバトルで嫌な目に遭ったり、自分の思うように事が運ばなかっただけで制限するなって言うんだよ。 話題は勿論、愚にもつかない男女の不倫や売春、援助交際だ。 世界は今混沌としている時に、こんなことで真剣にWebでバトルを展開しているのは、残念ながらおそらく日本だけだろう。若者だけじゃなく、いい大人がいい加減にしないといけない。 公開日記やメールマガジンでアクセスや読者を取ろうと思えば簡単だ。あたかもミステリアスで妖艶そうな雰囲気をタイトルと文面に表現するだけで、女性にもてない男が殺到するからだ。これは女性について書いているわけだが。 得意気になってセックスや不倫、時には真剣な恋愛もどきをテーマに書いているが、その文章は悲しいくらいにお粗末で中身がない。 これが平和日本の一面だ。この方達には日経平均が二十年ぶりに安値に戻ったというニュースなんかより、次にセックス相手とどんな体位で楽しもうかということの方が、はるかに興味があるのだろう。 |
「探偵手帳」について この物語は、過去に僕が実際に担当した案件の中で、特に悲哀や喜びなど感動的だったものを物語化して綴ったものです。(パクリではありませんよ念のため強調しておきますが) どこかの調査会社が依頼人のプライバシーをそのまま暴露したり、小説家が現実的には有り得ないようなことをフィクションで大げさに書いているものではありません。そこのところを勘違いされると困りますね。 「探偵手帳」は、調査内容を単なる野次馬的見方で、面白おかしく書いたものではなく、様々な人間性に触れながら、人間の持っている本質、家族というものの存在、親子という絆、大きく表現すれば人生というものを問いかけた作品です。 まあ、簡単に言えば探偵を経験したからといって、誰でも書けるものではないということですね。 従って、「探偵」という社会で正しく認識されていない職業に対し、この作品で探偵のカッコ良さを期待したり、技術的なノウハウや他人のプライバシーを覗き見て、野次馬的快感を得られると思われる方は、残念ながら買っていただくと期待はずれに終わるでしょう。 確かに調査会社のいい加減さや、業界の不完全さ、違法行為の数々等を暴露した方が、一般読者には喜ばれて本自体も爆発的に売れるかもしれません。 でも僕はこれからもこの業界と接触し、業界の発展と正しい方向性を期待する立場を崩すつもりはないので、そのような暴露本的なものは書くつもりはありません。 あくまでも作家として食っていくための作戦に於ける、最初のステップであって、書きたいものは他にあるということです。 一応念のため述べました。期待してくださいね。 |
いよいよイラクへの武力行使が秒読みに入ってきたようだ。 僕としては回避の可能性が高いと思っていただけに、自分自身の利害も含めてとても残念で仕方がない。 世論は米英に対し、世界の声を無視していると非難しているが、よく考えてみると無視し続けてきたのはイラクの方かもしれない。国連査察団に対する協力も緩慢だし、そもそも湾岸戦争後も、フセインが世界に取った態度が変わらなかったことが大きな原因だと思う。 勿論、湾岸戦争後フセインに対しとどめを刺さなかったことなど、アメリカの方針も正義正義という割には利害に絡んでいるものだから理解できないのだけど。 ともかくイラクへの攻撃を回避できる唯一の方法は、イラク自身が握っている状況になってしまった。 日本は「タマちゃん」にえさを与えるかどうかで激論を交わしている、世界で最もおめでたい国だということだけは揺るぎない事実なのが悲しいね。 |