日和見的平和主義

BGM:turas song


 14/10/1]10月だ!

 10月になった。

 9月の次には必ず10月が来ることになっている。

 月曜日の次には必ず火曜日が訪れる。企業も人間も国も部族も家も栄枯盛衰があり、没落を避けられないことも長い歴史の中では認めざるを得ない。また、男女の恋愛にも必ず終わりがやってきて、憎しみと嫌悪とが心を支配する。

 人間のすべての行為は、金かセックスに通じると、かの有名なドイツの哲学者であるショーペンハウエルは言っていないが、男女関係がセックス抜きで成立すると考えているお子ちゃまは、早く目を覚ましなさい。

 現在妻子ある男性と付き合っている貴方、夫ある女性と付き合っている貴兄、その関係にはセックス以外に何が存在するというのだろう? 男は離婚するからもう少し待ってと口でその場限りなことを言いながら、心では舌をペロリとだして、相手の体をむさぼる。女は夫とは何もないのと言いながら、肉欲の対象だけの男を惑わしている。

 割り切れる頭の良い男女は幸せだが、何の生産性も将来の展望もない関係に希望を見出そうとする人間は、最終的に悲劇を迎えることとなる。このような低俗な人間が多いからこそ、毎日毎日新聞の社会面で男女の肉欲の果ての殺し合いの記事が掲載されることとなる。

 人はお互いに永久に分かり合えることもなく、分かり合いたいという我侭で稚拙な希望を持った人間は、遅かれ早かれその真実を理解して愕然とするのである。

 宗教は偉大であるか、という疑問も、今現在世界の数ヶ所で繰り広げられている衝突を見れば、それも無力であるということが証明されている。

 このように筆者が淡々と何を言っているのかサッパリ分からないことを、疑問を持たずに読んでいる貴兄、淑女、先輩方も、10月ですよ。


 14/10/5」明日はない、って言ってるだろ!

 Web版でもメルマガ版でも先日ほざいたが、故坂本 九さんのヒット曲を、時代背景などをちっとも考慮せずにカバー曲として売り出し、しかも製作した映画が封切りだ。

 アホを対象にした音楽や映画や書物などが必要なことは理解しているが、もうすこし一歩進んで考えることができないのかな。

 製作会社は吉本興業で、スタッフ及び俳優も二流の域を出ないのは当然だが、この映画,きっとそこそこ興行的には成功するのじゃないかな。何故って、やはり現在の日本は若者中心の社会なのだから。

 自分で物事の価値を判断できない、流れに向って押してもらえないと生きていけない腰抜けが多いのが、今の日本の若者事情だ。

 

 ある日 突然考えた
どうしてオレは頑張ってるんだろう
家族のため? 自分のため?
答えは風の中

 

 あのなぁ、こたえは風の中って馬鹿なことをいうんじゃないよ本当に。

 どうして自分が頑張っているかという、低レベルのお子ちゃまが疑問に思うようなことに結論が出せず、こたえは風の中って?

 どうぞ逝っちゃってください。

 この「明日があるさ」に関しての最近の僕の記述は、メルマガ版の前々号で詳細に述べています。

 腹の立つ方も同意される方も、ちょっと読んでみてね。



 14/10/9]勘違いするなよジャリンコ

 相変わらず若者の交通事故があとを絶たない。

 自分ひとりが勝手に死ぬのは自業自得だが、同乗者や通行人や相手車まで巻き添えにして他人の生命を奪うことは許されることではない。

 昨夜も深夜近くに、いつも降りる駅のロータリーで、スポーツ車仕様のカッコいい車で女性を迎えに来て、助手席に乗せるやいなや、颯爽と轟音とともにハイスピードで駆け抜けていった。何もそんなに急がなくともいいと思うのだが、ギャラリーがいると思って意識したのだろう。

 自動車はアクセルを踏めば走り、さらに踏み込めばスピードが出るように造られている。ブレーキを踏めば止まり、ハンドルを左に回せば左折し、右に回せば右折だ。アホでもチョンでも自由自在に動かせることが可能だ。

 阿呆な若者は、あたかもそれが自分の力で動いていると錯覚するのだ。

 これまで学業で悪戦苦闘し、人間社会で思うようにならず、セックスをしたくとも女性もままにはならない、親からはうるさく言われ、様々な不平不満ストレス、持って行きようのない苛立ちをぶつけるためには、恰好の大人のおもちゃを見つけた訳である。

 馬鹿者、いや若者は自動車という自由自在に操れるおもちゃに狂喜乱舞し、あたかもそれが自分の運転技術で颯爽とカーブを切ったり、ハイスピードで駆け抜けると錯覚し、錯覚したままあの世に行ってしまうのである。アーメン。とき既に遅し。


[14/11/11]予測に反してずっこけた?

 何度も揶揄し、馬鹿にしてきた、「明日がある」という曲を吉本興業の連中が歌っていることと、その題名で、日常のサラリーマンの悲哀などを描いた映画が、先日封切された。

 僕は
現代日本の悲しいまでの凋落振りから、おそらくそれなりにヒットするのではないかと思っていたが、全く話にならないくらい駄目だったようだ。

 初日は吉本興業のタレントが、映画館を東奔西走して舞台挨拶まで行ったというのに、最初からガラガラだったというのだから、これはかなりダイナミックなズッコケ劇ではないか。

 僕としては溜飲を下げた思いで、得意の阿波踊りでも踊りたい気分だが、敗者に対してのいたわりの気持ちも忘れないのが僕の人間的に優れている所なのだね。


 まあ、これをいい薬にして、ちょっと売れたからって調子に乗って、能力以上のものに手を出さないことだね。



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