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[14/5/8]今回の旅の謙虚な総括 今回の僅か8日間の旅は、バンコクのドムアン空港を出た時点では何処に行こうかはっきり決めていなかったが、東北線の列車が来たのでともかくラオスとタイの国境の町であるノンカイに向かい、そこで知り合った日本人美女にくっついてラオスに入ってしまった。 結局、昨年世話になったワンヴィエンのGHに昨年撮った写真を持って行き、再び首都・ヴィエンチャンに戻ってゆっくりしてからタイに入り、バンコクに戻って旅仲間と合流して少しだけ贅沢をして帰って来たという旅になった。 こう話すと、簡単、軟弱、ノンポリシー、デタラメ旅行と思われても仕方がないが、この短い期間中に多くの出来事や目まぐるしい僕の心の変化などがあったので、僕自身としてはなかなか濃い内容に思う。 空港などで、グループで旅する人や、まるで危険な外国をサバイバル旅行するかのようなことを言っているおかしな若者もいたが、今やタイやラオスなんて簡単に旅することが可能なんだ。 確かにおもちゃ箱をひっくり返したような喧騒の街や、蜂の巣をつついたような疲れる長距離バス移動や気温35度を超えた灼熱・激烈街歩きなど、僕のような中年にとっては精神的にも肉体的にもハードな部分はあるが、若者にとっては簡単ハイオッケー旅行なのじゃあるまいか。 カンボジアだって陸路で旅するのは殆ど問題がなくなっているし、ベトナムは煩いシクロやバイクの排ガスによる空気の悪さなどを我慢できればそれ程疲れない。 スーチーさんが解放されたミャンマーでも、鉄道事情や電力事情などは最悪でも、旅仲間の話ではツーリストには親切だとのことだし、僕のような経験の薄い男が言うのは、ちょっとベテランアジアン旅行愛好者にとっては腹立たしく思うかも知れないが、金のない若者が物価の安いアジアを旅するのは天国のようなものなんだ。 そんな簡単な旅行を、何か大げさに意義つけて、訪問国の政治経済にまで厚かましく言及するような旅行記は、今や全く冴えないしナンセンスだと思う。 ともかく長々と総括を書く気はないが、日本人美女バックパッカーと、韓国人長期旅行者にいろいろと世話になり、それなりに良い旅だったので、近々メールマガジンとして申請しようと思います。 単なる情報中心の旅行記ではなく、僕の心の動きを中心とした内容なので、興味のある方は是非登録してください。 後日案内させていただきます。 メルマガの題名は、“灼熱ラオス再訪とちょこっとタイランド”(仮題)です。 |
いやあ、参った。 いつ出るかいつ出るかと常々思っていた、西本健一郎氏の第三弾が、昨日5月10日に発売された。 “大人の海外個人旅行”というこの書物は、僕がこの前言っていたような、東南アジアの旅行なんて簡単だということや、日本人女性は旅先で便利に使われてバカにされるという話や、勉強も仕事もしないで旅のことばかり考えている若者は馬鹿者だという話や、中高年こそ心にゆとりを持って知性と教養も身についている人が多いから、旅そのものを楽しめる等々、盛りだくさんだ。 僕は買わないけど(書いていることが大体予測できるからね)、この人の考えや行いは、いろいろ非難中傷を一部から浴びているようだが、僕は好きだ。 僕は物語をドンドン書いていくから、路線が異なるので、どうってことはないが、僕も頑張ってできるだけ早く作品を書店に並べてみたいと切実に思った。 |
最近我社のビルの近くに、昼の時間11時半頃から12時半頃までの1時間だけ、25才位の女性が弁当を売りに来ている。 とてもチャーミングなので僕もこれまで2度買ったことがあるが(缶ウーロン茶とインスタント味噌汁がついて500円)、12時半を過ぎるか過ぎないかの時刻で完売してしまうので、一度は買いに行ったら既に姿がなかったこともあった。 今日は12時前に余裕を持って買いに行くと、何と8種類位の弁当が並べられており、その数は100個程もあった。 随分と短時間で儲かっているのだなぁと、羨ましさと逞しさを感じながらビニール袋に弁当を入れてもらってブラブラと会社に戻っていると、すぐ近くの幼稚園から園児の歌声が聞こえてきた。 「おべんと、おべんとうれしいなぁ。 何でも食べましょ、よく噛んでぇ〜。 今日のおかずはなんだろなぁ?」 時代は変わっても、幼稚園で昼ごはんの時に歌う歌は変わらないのだなと、穏やかな気持ちになって昼ごはんを食べると、いつもより何倍も美味しく感じた。 苛立っている時や悩んでいる時、不平不満を常に持っている時、恋愛がうまくいっていない時などなどに食べる食事よりも、このような穏やかな気分の時に食べる食事が数倍美味しいということを、意外なほど今日は感じたのだった。 |