日和見的平和主義BGM:turas song

 続・感謝の言葉

 

 アルファポリスという画期的な出版社のWebで公開した、「アッと驚く探偵手帳 vol.1」が、公開期間90日などものともせず、僅か8日で出版条件の300ポイントをクリアし、10日目の本日338ポイントを最後に公開を打ち切り、最終出版会議に入りました。

 これも皆様の御協力の賜物と深く感謝いたしております。

 しかしながら、これで確実に書店に書物が並ぶというわけではなく、最終審議で見送りとなる場合もあるらしいので、まだ予断は許しません。

 ただ、そんなことでやきもきしていても仕方がないので、次の作品の原稿整理に入っています。

 現在、「金融裏話・バブルはバルブにはならなかった」と、「短期の旅でも楽しめる」の二作を原稿整理にとりかかっており、現在審議中の作品の結果如何では、これらを再び公開するか、或いは別の出版社に持ち込むかを考えておりますので、御協力いただいた作品が最終的に見送りになったとしても、それで終わりというわけではありません。

 現在の出版事情は、先ず作品となってからが勝負、作品となるには何かの懸賞に応募する必要があり、既成概念にとらわれた高齢の業界のうるさ方達が評価するという理不尽な状況です。
或いは安直なタレント本や、作品の内容に関係なくネームバリューのある作家の作品を主にした出版事情です。

 このような自分で自分の首を絞めているともいえる出版業界に、何とか立ち向かって自分の作品を世に出したいという考えです。

 引き続きこの僕をよろしくお願いします。


 十二月だ・オイオイどうする?

 十二月になってしまった。
 十一月のあとには必ず十二月が来る。土曜日の次には日曜日が来ることになっている。
 誰が決めたか知らないが、人間はいずれ死ぬことになっている。何と死亡率は100%である。

 今年は何だか不景気不景気でみんな口を揃えて終わろうとしている。
 ボーナスが出なかったり、減給になったり、リストラに遭ったり、人それぞれに不況は様々なことで実感していることだろう。
 でも、本当にそんなに不景気なのかな?
 アフターファイブに歓楽街の居酒屋を覗けば、サラリーマンや若者達が何を理由にかは知らないが、連日連夜酒を食らっている。パチンコ店を覗けば、大金を即興的な無為な遊戯に金を捨てている。日曜日に競馬場に出向けば、家族連れやカップルや勿論サラリーマンのお父さんが、馬券に大金を捨てている。
 相変わらず、海外旅行者数は、自由旅行国ニッポンを反映して世界一だ。
 TVで美味しい店が紹介されれば、すぐに並んで買いに行き、穴場の温泉が紹介されれば、会社を休んでまでも浸かりに行く。贅沢な寿司屋が紹介されれば食べに行き、丸の内の中の高級レストラン街は大繁盛だ。

 
一体何処が不景気なんだ?

 いつも言っているが、日本の社会構造は大学卒業者には特に優遇されており、大企業はちょっと位の不景気では大幅な減給をしないから、もともと給与水準が高い上場企業や大手企業のサラリーマンは、不景気の実感を味わったら、多少生活の贅沢さを控える程度である。
 分譲マンションが売れ、車も相変わらず売れている。
 いつの時代も、不景気の風をまともに食らうのは底辺で地道に生きている、或いは投げやりに生きている、中小企業労働者や職人や僕のようなもともと何の資産もない筋金入りの貧乏人なんだね。

 それにしてもクリスマスが近いぞ、どうする?
 僕はそれどころではなくて、出版審議の結果待ちで心労がきつい.。



 年賀状という憎むべき便利な手段

 年賀状を書く季節である。

 ここ2,3年で年賀状も手作りが一般的で、パソコンソフトを駆使してなかなか凝ったものが届く。

 これじゃ、印刷屋さんは商売あがったりだな。

 僕は十数年前に商売を失敗して以来、年賀状は全く書かなくなったので、年賀状ソフトなどには興味もないが、今年は来年書物を出版するから、学生時代の友人知人などに年賀状を久しぶりに出してみようかな。

 僕には年賀状など殆ど来ないから()、出したら皆驚くのじゃないかな?受け取った以上は返事の年賀状を出すだろうから、そこからまた人間関係が復活するということもあるだろう。

 要するに年賀状は人間関係に使うものなんだな。

 こんな習慣は日本だけだろうから、バカバカしいといえばバカバカしいが、途絶えていた人間関係の復活や、何十年も会わなくとも年賀状だけで人間関係を維持する手段としては、これはかなり有効だ。

 結局、日本人は農耕民族で右へならえの事なかれ主義の顕著な傾向として、この年賀状という安直な通信手段がいつまでも残っているという訳だ。

 でも、考えればアナログとデジタルの違いというだけで、E-mailも同じことなんだけどね。


 男らしいってどういうことなんだろう

 いよいよ来年三月に出版化される作品とアルファポリス出版社さんとの契約となった。

 これに伴い、来年の僕の計画と環境とをある程度決めておく必要がある。

 この最初の作品が売れる売れないにかかわらず、サラリーマン探偵を続けるというなら、何等問題はない可能性が高い。問題のある可能性としては、勤務している仕事に関わることを書籍化したという点だが、これはあくまでも僕の言論の自由の範囲であり、また勤務する会社の名前や作品に登場する人物について何等プライバシーを侵害するものではないから、それも問題とはなる筈はない。

 しかし、現勤務先は常識の通じない考え方の人が上にいるから、道理の通らないイチャモンをつけてくる可能性がないこともない。面倒くさいことだ。()

 以上を総合して考えてみた結果に加えて、僕が以前から作家という職業にチャレンジしてみたかったという点を合わせて熟考してみると、三月に出た本が売れる売れないにかかわらず、とりあえずその前に退職して、自分をハングリーな環境に置くということが男としてのケジメではないのか。

 デビュー作品がそこそこ売れて、次作の出版の話も得て、コツコツと作家活動の基盤を築いていくことができればそれに越したことはない。

 しかし、現在の日本は価値観の多様化と勝てば官軍の世の中なので、僕の秀作が予定通り売れるという保証はない。売れなければ、また素人の作家の卵的存在から始めなければならないのだ。

 だから、その時のために、保全策としてとりあえずは退職せずに現在の職場に自分を置いておくという手が浮かぶが、それは男らしくないのじゃないか?

 何を言っているのか訳が分からなくなってきたが、まあそういうことを思っている今日この頃です。

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